ASCII 略号

ホストのキーボードで入力するキー・ストロークには、対応する ASCII 値が あります。キー・ストロークに対する Get Key (51) 関数の応答の仕方は、キーが定義されているか、またはキーが ASCII 値または ASCII の略号として定義されているかどうかによって異なります。

1 つのセッションのキーボードで、別のセッションが必要とする一部の コードを作成することができない場合もあります。そのようなコードを表す ASCII 略号は、Send Key (3) 関数のデータ・ストリング・パラメーターに入れることができます。

Send Key (3) 関数および Get Key (51) 関数によって、ASCII 値または使用可能なキーでは表すことができないキー・ストロークをセッションで交換することができます。キーボードから生成できる略号のセットが提供されます。これらの略号によって、ASCII 文字を使用して、ワークステーションのキーボードの 特殊ファンクション・キーを表すことができます。

シフトなしキーの略号は、エスケープ文字とその後に続く省略形からなります。また、これはシフト・キー全体、上段シフト、前面 (Alt)、Ctrl にも あてはまります。シフト付きキーの略号は、シフト・キーの略号とその後に続くシフトなしキーの 略号からなります。したがって、シフト付きキーの略号は、エスケープ文字、省略形、エスケープ文字、 省略形の 4 文字の順序になります。

デフォルトのエスケープ文字は @ です。エスケープ文字の値は、Set Session Parameters (9) 関数の ESC=c オプションを指定して他の任意の文字に変更することもできます。ただし、以下の説明では、デフォルトのエスケープ文字を使用しています。

ASCII 文字セットにないシフト標識は、ホスト・アプリケーションに対して、 次のように 2 バイトの ASCII の略号で表されます。
上段シフト @S
[Alt] @A
Ctrl @r

これらのシフトの標識に対する略号は、アプリケーションで別々に受信される ことはありません。同様に、アプリケーションがシフト標識の略号を別々に送信することもありません。シフト標識の略号には、常にシフトなし標識文字または略号が伴います。

使用する省略形によって、特殊キーの略号が覚えやすくなります。最もよく使用するキーには、英字キー・コードを使用しています。例えば、クリア・キーは C、 タブ・キーは T などです。英字の大文字と小文字は、それぞれ異なるキーの省略形となっていることに 注意してください。

以下の説明では、これらの関数の使用方法について説明します。