プリンター制御コードの使用方法
ここでは、SCS (ストリング) 制御コード、最終形式テキスト、 つまり文書内容アーキテクチャー (FFT DCA) について解説します。
iSeries、eServer™ i5、または System i5® のプリンター制御コードについての詳細は、「AS/400 印刷に関するプログラミングの手引き」を参照してください。
この表は、iSeries、eServer i5、または System i5 のフォント表に一致します。PC400 は PC スプール・ファイルを作成し、その中に選択したフォントを入れます。プリンター・ドライバーはスプール・ファイルとフォントを取り出し、 これをプリンターに送信し、プリンターはそのフォントを使用します。その他の便利なテーブルについての補足情報は、「印刷装置プログラミング」を参照してください。
以下のことが要因となって、予期しない結果になることがあります。
- PC またはプリンターでフォントがすべては使用できない。 テーブルから選択され、スプール・ファイルに組み込まれたフォントが、 PC またはプリンターに見つからない場合、 プリンター・ドライバーはデータをプリンターに表現する方法を判断します。例えば、HP プリンター・ドライバーは次の順序で検討します。
- HP フォント優先順位の考慮
- シンボル・セット
- Spacing
- Pitch
- Height
- Style
- ストロークの重み
- 書体ファミリー
- 解決方法
- 方向
- 場所: プリンター ROM、SIMM モジュール ROM、カートリッジ ROM、プリンター RAM 位置の優先順位
- ソフト・フォント (最も低い ID が最初)
- カートリッジ・フォント
- SIMM フォント
- 内部フォント
- 600 dpi は 300 dpi より優先順位が高い
このような不明確さを避けるため、テーブルを更新し、 所定の環境で使用可能なフォントだけを使用することをお勧めします。
- HP フォント優先順位の考慮
- NLS
iSeries、eServer i5、または System i5 のフォントには NLS (各国語サポート) 文字が含まれ、これは対応する PC フォントの一部にはなっていません。IBM 提供のテーブルでは、 ANSI 以外の文字セットはサポートしていませんが、それらのためのフィールドは提供しています。この場合 PC400 は、NLS を認識しないフォントを使用して PC スプール・ファイルを作成します。
問題を修正するには、 テーブル内のフォント名を PC やプリンターで NLS 使用可能なものに変更するか、 またはフォントがテーブル内のものと同じ名前であれば、 文字セット値を更新することをお勧めします。
- CORig や BesFitting の結果印刷出力の目盛りを決定した後で、 通常は横方向と縦方向の文字の間隔を減らすようにします。この結果オーバーラップが起こる場合があります。PC400 は与えられた文字サイズを別のサイズで調整しようとします。テーブルに定義されたフォントがスケーラブル・フォント以外の場合、 問題が起こることがあります。GFID011 のように、最も頻繁に使用される iSeries、eServer i5、または System i5 フォントは Courier に対応付けられています。Courier はスケーラブル・フォントではなく、 文字ボックスのサイズは限られた数しかありません。起こりうる問題を避けるため、 スケーラブルな TTF フォントである Courier New を使用することをお勧めします。