使用上の注意

ECLConnList オブジェクトは、 現行接続の静的スナップショットを提供します。ECLConnList オブジェクトの作成時に、Refresh メソッドが自動的に呼び出されます。作成のすぐ後に ECLConnList オブジェクトを使用すると、 その時点における接続リストの正確な表示を含めることができます。しかし、作成してから時間が経過した後で ECLConnList オブジェクトに 初めてアクセスするときは、事前にこのオブジェクトで Refresh メソッドを 呼び出さなければなりません。

アプリケーションで集合を反復するには、GetFirstConnection メソッド と GetNextConnection メソッドを使用します。GetFirstConnection および GetNextConnection から 戻されるオブジェクト・ポインターは、Refresh メンバーが呼び出されるまで、 または ECLConnList オブジェクトが破棄されるまでしか有効でありません。アプリケーションは、FindConnection 関数を使用して、 リスト内の必要な特定の接続を見つけ出すことができ ます。GetNextConnection と同様、戻されるポインターは、 次の Refresh または ECLConnList オブジェクトの破棄までしか有効でありません。

接続リスト内の接続の順序は、定義されていません。アプリケーションで、リストの順序を想定してはなりません。リスト内の接続の順序は、Refresh 関数が呼び出されるまでは変わりません。

ECLConnList オブジェクトは、ECLConnMgr オブジェクトが作成されると 自動的に作成されます。ただし、ECLConnMgr オブジェクトがなくても ECLConnList オブジェクトを作成できます。