ECLPSNotify クラス

ECLPSNotify は、抽象基本クラスです。アプリケーションは、このクラスの インスタンスを直接作成することはできません。アプリケーションでこのクラスを使用するには、ECLPSNotify から 派生した独自のクラスを定義しなければなりません。アプリケーションは、 その派生クラス内に NotifyEvent() メンバー関数を実装しなければなりません。また、 オプションで NotifyError() および NotifyStop() メンバー関数を実装することも できます。

アプリケーションが表示スペースに対する更新についての通知を 受けられるようにするには、ECLPSNotify クラスを使用します。イベントは、ホスト画面が更新 される (例えば、表示スペースのデータがプレーンで変更される) たびに 生成されます。

このクラスは、ECLPSListener クラスと同様に、PS 更新の通知を受け取るために 使用されます。ただし、これは更新の原因と有効範囲についての情報を受け取らない点で、 ECLPSNotify クラスとは異なります。一般的にこのクラスの使用は、各イベントごとに 情報を生成する必要がないため、処理時間とメモリー使用の観点からより効率的であるといえます。このクラスは、更新の通知だけを必要とし、イベントの原因が何か、あるいは 画面のどの部分が更新されたかの詳細については必要としないアプリケーションに、 使用することができます。

また、このクラスは ECLPSListener とも異なり、ここではデフォルトの実装 が NotifyError() および NotifyStop() メソッド用に用意されています。