DOS のランダム・タイプ 2 ファイルからのデータの転送

DOS ランダム・タイプ 2 ファイルから iSeries、eServer™ i5、または System i5® ファイルにデータを転送する場合、そのデータは次のように変更されます。
  • ASCII の文字、日付、時刻、およびタイム・スタンプのデータは、 1 バイトごとに EBCDIC の文字データに変更されます。
  • workstation・ファイルの 2 進フィールドは、 システム・ファイルに見られるものとは逆の順序で保管されます。これらのバイトは逆の順序でシステム・ファイルに転送されます。
  • 16 進フィールドは変更されません。システムのフィールドの長さは、workstation のフィールドの長さと同じでなければなりません。
  • パック 10 進数フィールドの場合、最後のハーフバイト (符号が入っているハーフバイト) は、 符号ハーフバイトが X'A' より小さい (0 から 9 で表される) 場合でない限り、変更されません。符号ハーフバイトが X'A' より小さいと、ホスト・システムで X'F' に変更されます。

    例えば、X'865431D'X'0865431D' として表されますが、X'08654318'X'0865431F' として表されます。

  • workstationのゾーン 10 進フィールドは、文字フィールドと同様に、ASCII から EBCDIC に変更されます。ただし、データがホスト・システムに送られる場合、 符号のハーフバイトは正の数値を示す場合は F に、 負の数値を示す場合は D に変更されます。

    例えば、ASCII X'303132353276' は EBCDIC X'F0F1F2F5F2D6' として表されます。

  • iSeries、eServer i5、または System i5 のヌル値可能フィールドの場合、ヌル値 (日付、時刻、およびタイム・スタンプを除く) を確実に検出することはできず、ヌル値はアップロードされません。iSeries、eServer i5、または System i5 の可変長フィールドの場合、末尾ブランクは除去され、フィールドは可変長形式に変換されます。