DOS のランダム・ファイルへのデータの転送

DOS のランダム・ファイル・データ定義を作成すると、システム・データは 次のように変更されます。
  • iSeries、eServer™ i5、または System i5® および workstationの 2 進数フィールドは 2 を補数として表されているため、個々のバイトを変更する必要はありません。workstationでは、最下位バイトを左側のバイト位置に 保管する規則が使用されています。そこで、転送機能は 2 進フィールドのバイトの順序を逆にします。

    例えば、2 バイトの 2 進数としてシステムから送られた X'CEF3' (-12557 の値を表します) は、X'F3CE' として表されます。

  • EBCDIC の文字、日付、時刻、およびタイム・スタンプのデータは、 変換テーブルの定義に従って、1 バイトごとに ASCII 文字に 変更され、マッピングされます。
  • 可変長フィールドおよびヌル・フィールドは、固定長に変換され、 後書きブランク (文字、16 進数、日付、時刻、およびタイム・スタンプの場合) または ゼロ (2 進数、ゾーン 10 進数、およびパック 10 進数の場合) が フィールドの最大長になるまで追加されます。
  • 16 進フィールドは変更されません。
  • パック 10 進フィールドは、符号が入っている最後のハーフバイト以外は変更されません。workstation は、符号ハーフバイトの中で、正数を示すためには X'3' を使用し、負数を表すためには X'B' を使用します。

    例えば、X'0865431F'X'08654313' として示されます。

  • システムからのゾーン 10 進数フィールドは、workstation が変更したフィールドの符号ハーフバイトが、正数を示す X'3' である場合と負数を示す X'B' である場合を除き、文字フィールドの場合と同じように EBCDIC から ASCII に変更されます。

    例えば、EBCDIC X'F0F1F2F5F2D6' は ASCII X'3031323532B6' として表されます。