MVS/TSO へファイルを送信する場合のコマンド構文

次の例は、 workstation から MVS/TSO ホストにファイルを送信するときに使用できるコ マンド構文を示したものです。
  • デフォルト・ドライブからファイルを送信して、MVS/TSO ホスト上の ファイルを置き換えるとき。
    SEND pc.txt g:ds.script ASCII CRLF

    このコマンドは、デフォルト・ドライブにあるworkstation・ファイル PC.TXT を 、MVS/TSO ホストのホスト・セッション G に送信します。 これは MVS/TSO ボリュームにデータ・セット DS.SCRIPT を作成、または置き換えます。

  • デフォルト・ドライブ以外のドライブから MVS/TSO ホストに ファイルを送信するとき。
    SEND a:pc.txt g:ds.script ASCII CRLF

    このコマンドは、ドライブ A のディスケットにある workstation ファイル PC.TXT を、MVS/TSO ホストのホスト・セッション G に送信します。これは MVS/TSO ボリューム上のデータ・セット DS.SCRIPT を置き換えます。

  • デフォルト・ドライブから MVS/TSO ホストにファイルを送信して、そのファイル を MVS/TSO データ・セットの終わりに追加するとき。
    SEND a:pc.txt g:ds.script ASCII CRLF APPEND

    このコマンドは、ドライブ A のディスケットにある workstation ファイル PC.TXT を、ホスト・セッション G の MVS/TSO ホストに送信します。これは、そのファイルを MVS/TSO ボリューム上のデータ・セット DS.SCRIPT の末尾に追加します。

  • ファイルを MVS/TSO ホストに送信して、パスワードが設定されている データ・セットの終わりに追加するとき。
    SEND a:pc.txt g:ds.script/odyssey8 ASCII CRLF APPEND

    このコマンドは、ドライブ A のディスケットにある workstation ファイル PC.TXT を、ホスト・セッション G の MVS/TSO ホストに送信します。これは、そのファイルを MVS/TSO ボリューム上のデータ・セット DS.SCRIPT の末尾に追加します。このデータ・セットには odyssey8 というパスワードが設定されています。

  • ハード・ディスクのサブディレクトリー から MVS/TSO ホスト上の区分データ・セットにファイルを送信するとき。
    SEND c:\sd1\pc.txt g:ds.script (m1) ASCII CRLF

    このコマンドは、workstation・ファイル PC.TXT を、 ハード・ディスクのサブディレクトリー SD1 から、MVS/TSO ホストの ホスト・セッション G に送信します。 これは MVS/TSO ボリュームにある区分データ・セット DS.SCRIPT の メンバー M1 を作成または置き換えます。

  • デフォルト・ドライブからファイルを送信して、MVS/TSO ボリューム上に 新しいデータ・セットとして追加するとき。
    SEND pc.txt g:ds.script/aeneid20 ASCII CRLF LRECL(132)
         BLKSIZE(132) RECFM(V) SPACE(20,10) TRACKS

    このコマンドを実行すると、デフォルト・ドライブにある PC.TXT と いうworkstation・ファイルが MVS/TSO ホストに送信されます。このコマンドによって、 送信したファイルが MVS/TSO ボリューム上に DS.SCRIPT という 新しいデータ・セットとして追加されます。パスワード aeneid20 が 設定されています。データ・セットのレコードの長さは、132 文字までの可変長です。データ・ブロックは、レコードと同じ長さです。このデータ・セット用 に 20 のトラックが設定されています。さらにトラックが必要な場合、10 単位で トラックが追加されます。