使用上の注意

  1. Set Session Parameters (9) 関数のパラメーターがこの関数に関連しています。それらは AUTORESET/NORESET、 STRLEN/STREOT、EOT=c、ESC=c、および RETRY/NORETRY の各セッション・オプションです。詳細については、12910、および 19 の項目を参照してください。
  2. キーボードがロックされていたり、使用中の時は、キー・ストロークを ホスト・セッションへ送信することはできません。Wait (4) 関数でキーボードの状態をチェックすることができます。
  3. ホストが使用中の場合、入力が拒否されることがあります。
  4. データ・ストリングの長さは、デフォルトのデータ・ストリング長パラメーターを使用して明示的に定義する必要があります。しかし 、Set Session Parameters (9) 関数の EOT=c オプションで暗黙的に定義することもできます。

    データ・ストリング長を明示的に定義する場合 (1 を参照)、 アプリケーションが渡すデータ・ストリング長パラメーターの値を 計算しなければなりません。この計算では、@E などの複合キー・ストロークは 2 バイト、 @A@C などの複合キー・ストロークは 4 バイトとします。

  5. 特殊制御キーを送信するには、複合文字によるコーディング法を使用します。このコーディング法では、1 つのキー・ストロークを示すために 2 から 4 文字 の ASCII 文字が使用されています。1 番目と 3 番目の文字は常にエスケープ文字です。2 番目と 4 番目の文字は常にキー・コードです。

    シーケンス LOGON ABCDE の後に Enter (改行) キーを押す場合は、LOGON ABCDE@E とコーディングします。これらのキーコードの完全なリストを キーボードの略号 に示します。

    この複合コーディング法により、複雑な 16 進キー・コードを使用せずに必要な すべてのキー・ストローク・コードの ASCII ストリング表現が可能になります。

    デフォルトのエスケープ文字は @ です。エスケープ文字の値は、Set Session Parameters (9) 関数の ESC=c オプションを使用して、別の文字に変更することができます。

  6. パフォーマンスを向上させる必要があるユーザーは、Send Key (3) 関数でストロークを送信するよりも、Copy String to Field (33) または Copy String to Presentation Space (15) 関数を使用してください。ただし、Send Key (3) 関数だけが特殊制御キーを送信することができます。
  7. この関数のパフォーマンスを向上させるためには、 Set Session Parameters (9) の セッション・オプション 10 (NORESET オプション) を参照してください。

    NORESET を指定しない場合には、リセットの略号が キー・ストローク・ストリングに接頭部として追加されます。したがって、入力禁止以外のリセット可能な状況はすべてリセットされます。

    NORESET オプションは Reset System (21) 関数と同じではありません。

  8. AID キーを含むキー・ストローク・ストリングは複数のパスを介してホストに 送信されます。それぞれのパスは、最初の AID キー前までの (またはそれを含む) ストリングを送信します。EHLLAPI は、ストリングの長さと各パスの開始位置を調整します。ホストのアプリケーション・プログラムによっては、 任意のキー・ストロークが AID キー処理のために失われることがあります。したがって、複数の AID キーを含むキー・ストロークのリストを送信することは お勧めできません。
  9. @P (印刷) または @A@T (表示スペースの印刷) 処理中、その表示スペースを更新する要求はすべて拒否されます。印刷要求の最中に表示スペースが使用中状態だったり、割り込み要求が発生した場合には、略号 @A@R (装置リセット - 表示スペースの印刷の取り消し) が要求を取り消し、状況をリセットします。