使用上の注意
- フィールドの位置および長さに関する情報は、Find Field Position (31) 関数および Find Field Length (32) 関数を使用して得ることができます。Copy Field to String 関数は保護フィールド、無保護フィールドのいずれでも使用できますが、フィールド形式のホスト表示スペース内のフィールドに限定されています。
- 次のいずれかの状態が発生した時、コピーは終了します。
- フィールドの終わりに到達。
- コピー先ストリングの長さを超過。
- EAB を戻すには、Set Session Parameters (9) 関数の EAB オプションを使用します。EAB は表示スペース上の各文字と関連しており、 それぞれの文字の前に戻されます。
- Copy Field to String 関数は、ATTRB/NOATTRB/NULLATTRB、EAB/NOEAB、XLATE/NOXLATE、DISPLAY/NODISPLAY、DISPLAY/NODISPLAY のセッション・オプションによる影響を受けます。詳細については、5、13、14、17、sparopt.html#sparopt__opt18、および sparopt.html#sparopt__opt19 の項目を参照してください。 前述のように、さまざまな Copy (5、8、および 34) 関数により戻される属性は、Set Session Parameters (9) 関数の影響を受けます。関係するセッション設定パラメーターは、以下のような影響を及ぼします。
- セッション設定パラメーター
- COPY 機能への影響
- NOEAB、NOEAD
- 属性は戻されません。テキストのみを表示スペースからユーザーの バッファーへコピーします。
- EAB、NOXLATE
- 属性は以下の表に定義されたとおりに戻されます。
- EAB、XLATE
- 表示スペースの表示に使用される色が戻されます。色は再マップできるので、XLATE と EAB が同時に ON になっている場合、 属性の色は COPY 関数によって戻される色ではありません。
戻される文字の属性を以下の表に示します。属性ビット位置は IBM® 形式 (つまり、バイトの左端がビット 0) で示してあります。
3270 の文字属性が、ホストからエミュレーターに戻されます。次の表は、EAB および NOXLATE が設定されている場合に適用されます。ビット位置
意味 0–1 文字の強調表示 - 00 = 標準
- 01 = 点滅
- 10 = 反転表示
- 11 = 下線付き
2–4 文字の色 (カラー再マップでこの色定義を一時変更できます。) - 000 = デフォルト
- 001 = 青
- 010 = 赤
- 011 = ピンク
- 100 = 緑
- 101 = 空色
- 110 = 黄
- 111 = 白
5–6 文字属性 - 00 = デフォルト値
7 予約済み 5250 の文字属性が、ホストからエミュレーターに戻されます。次の表は、EAB および NOXLATE が設定されている場合に適用されます。ビット位置
意味 0 反転イメージ - 0 = 標準イメージ
- 1 = 反転イメージ
1 下線 - 0 = 下線なし
- 1 = 下線付き
2 明滅 - 0 = 明滅しない
- 1 = 明滅する
3 桁分離文字線 - 0 = 桁分離文字線なし
- 1 = 桁分離文字線付き
4–7 予約済み 次の表は、Z and I Emulator for Windowsの文字カラー属性を示します。次の表は、EAB および XLATE が設定されている場合に適用されます。ビット位置
意味 0–3 背景文字の色 - 0000 = 黒
- 0001 = 青
- 0010 = 緑
- 0011 = シアン
- 0100 = 赤
- 0101 = マジェンタ
- 0110 = 茶 (3270)、黄 (5250)
- 0111 = 白
4–7 前景文字の色 - 0000 = 黒
- 0001 = 青
- 0010 = 緑
- 0011 = シアン
- 0100 = 赤
- 0101 = マジェンタ
- 0110 = 茶 (3270)、黄 (5250)
- 0111 = 白
- 1000 = 灰色
- 1001 = 明るい青
- 1010 = 明るい緑
- 1011 = 明るいシアン
- 1100 = 明るい赤
- 1101 = 明るいマジェンタ
- 1110 = 黄
- 1111 = 白 (高輝度)
PS/2 モノクローム表示の場合、アプリケーション (ワークステーション) セッション内の文字はグレー表示されます。この機能は、EHLLAPI アプリケーション・セッション内の再マップ済みの色を ユーザーに提示して、ホストのアプリケーションの表示スペースに 表示されているものを確認できるようにするために必要です。
- この関数を使用するには、戻りデータ・ストリング・パラメーター を受け入れるメモリーを事前に割り振ります。このメモリーの事前割り振りに必要なステートメントは、 アプリケーションに使用される言語によって異なります。詳しくは、メモリー割り振りを参照してください。
注: 5250 エミュレーションは、24 行 80 桁の表示スペースをサポートします。Communication Manager 5250 エミュレーションが 25 番目の行を表示するインスタンスもあります。このようなことが起こるのは、ホストからのエラー・メッセージが表示される場合、またはオペレーターが SysReq キーを選択する場合です。Z and I Emulator for Windowsは、25 行目の情報をステータス・バーに表示します。EXTEND_PS オプションによって、EHLLAPI アプリケーションは Communication Manager EHLLAPIと同じインターフェースを使用することができ、このような状況が発生したときに有効な表示スペースが拡張されます。