使用上の注意

  1. EHLLAPI は Destination/Origin ID (DOID) 自己定義 パラメーター (SDP) の Query Reply (照会・応答) バッファーを 走査して、Query Reply の DOID フィールドの内容を決定します。この値が X'0000' の場合は、エミュレーターが DOID をアプリケーションに割り当て、EHLLAPI は割り当てられた ID で Query Reply の DOID フィールドを埋めます。アプリケーションが Query Reply の DOID フィールドに指定した値がゼロ以外の値である場合は、ID は前もって割り当てられていないものと見なされ、 エミュレーターは指定された値をアプリケーションの DOID として割り当てます。指定された DOID が既に使用中の場合には、EHLLAPI は戻りコード 2 を戻します。
  2. アプリケーションは、Query Reply データ構造をアプリケーションの専用メモリー内に作成する必要があります。EHLLAPI がサポートする Query Reply データ構造の形式と使用法についての詳細は、がサポートする Query Reply データ構造EHLLAPI を参照してください。
  3. Query Reply のデータについて簡単なチェックが実行されます。ID と 構造の長さについてのみ有効かどうかチェックされます。
  4. ホスト・セッションごとに接続できる DDM 基本タイプは 1 つだけです。DDM 接続が Destination/Origin ID (DOID) 用に 自己定義パラメーター (SDP) をサポートしている場合は、複数接続できます。
  5. 戻りコード RC=32 または RC=39 を受信した場合、アプリケーションは選択したセッションに既に接続しており、表示スペースを注意して使用する必要があります。ファイル転送、および他の EHLLAPI アプリケーションとの競合が生じる可能性があります。