使用上の注意

  1. EAB を戻すには、Set Session Parameters (9) 関数の EAB オプションを使用します。EAB は表示スペースの各文字と関連しており、 それぞれの文字の後に戻されます。
  2. Copy Presentation Space to String 関数は以下のオプションの影響を受けます。
    • ATTRB/NOATTRB/NULLATTRB
    • EAB/NOEAB
    • XLATE/NOXLATE
    • BLANK/NOBLANK
    • DISPLAY/NODISPLAY
    • EXTEND_PS/NOEXTEND_PS
    詳細については、513141517、および sparopt.html#sparopt__opt18sparopt.html#sparopt__opt19 の項目を参照してください。

    指定されたコピー先のデータ・ストリングが要求されたバイト数を保持するのに十分 でない場合、コピー先データ・ストリングの終わりに達した時にコピー関数は 正常終了します (RC=0、4、または 5)。

    前述のように、さまざまな Copy (5、8、および 34) 関数により戻される属性は、Set Session Parameters (9) 関数の影響を受けます。関係するセッション設定パラメーターは、以下のような影響を及ぼします。
    セッション設定パラメーター
    Copy 機能への影響
    NOEAB、NOEAD
    属性は戻されません。テキストのみを表示スペースからユーザーの バッファーへコピーします。
    EAB、NOXLATE
    属性は以下の表に定義されたとおりに戻されます。
    EAB、XLATE
    表示スペースの表示に使用される色が戻されます。色は再マップできるので、XLATE と EAB が同時に ON になっている場合、 属性の色は Copy 関数によって戻される色ではありません。
    戻される文字の属性を以下の表に示します。属性ビット位置は IBM 形式 (つまり、バイトの左端がビット 0) で示してあります。
    • 3270 の文字属性が、ホストからエミュレーターに戻されます。次の表は、EAB および NOXLATE が設定されている場合に適用されます。

    ビット位置

    意味
    0–1 文字の強調表示
    • 00 = 標準
    • 01 = 点滅
    • 10 = 反転表示
    • 11 = 下線付き
    2–4 文字の色 (カラー再マップでこの色定義を一時変更できます。)
    • 000 = デフォルト
    • 001 = 青
    • 010 = 赤
    • 011 = ピンク
    • 100 = 緑
    • 101 = 空色
    • 110 = 黄
    • 111 = 白
    5–7 予約済み
    • 5250 の文字属性が、ホストからエミュレーターに戻されます。次の表は、EAB および NOXLATE が設定されている場合に適用されます。

    ビット位置

    意味
    0 反転イメージ
    • 0 = 標準イメージ
    • 1 = 反転イメージ
    1 下線
    • 0 = 下線なし
    • 1 = 下線付き
    2 明滅
    • 0 = 明滅しない
    • 1 = 明滅する
    3 桁分離文字線
    • 0 = 桁分離文字線なし
    • 1 = 桁分離文字線付き
    4–7 予約済み
    • VT の文字属性が、ホストからエミュレーターに戻されます。次の表は、EAB および NOXLATE が設定されている場合に適用されます。

    ビット位置

    意味
    0-3 予約済み
    4 太字
    • 1 = オン
    • 0 = オフ
    5 下線
    • 1 = オン
    • 1 = オフ
    6 明滅
    • 1 = オン
    • 0 = オフ
    7 反転
    • 0 = オン
    • 1 = オフ
    • 次の表は、Z and I Emulator for Windowsの文字カラー属性を示します。次の表は、EAB および XLATE が設定されている場合に適用されます。

    ビット位置

    意味
    0–3 背景文字の色
    • 0000 = 黒
    • 0001 = 青
    • 0010 = 緑
    • 0011 = シアン
    • 0100 = 赤
    • 0101 = マジェンタ
    • 0110 = 茶 (3270)、黄 (5250)
    • 0111 = 白
    4–7 前景文字の色
    • 0000 = 黒
    • 0001 = 青
    • 0010 = 緑
    • 0011 = シアン
    • 0100 = 赤
    • 0101 = マジェンタ
    • 0110 = 茶 (3270)、黄 (5250)
    • 0111 = 白
    • 1000 = 灰色
    • 1001 = 明るい青
    • 1010 = 明るい緑
    • 1011 = 明るいシアン
    • 1100 = 明るい赤
    • 1101 = 明るいマジェンタ
    • 1110 = 黄
    • 1111 = 白 (高輝度)

    PS/2 モノクローム表示の場合、アプリケーション (ワークステーション) セッション 内の文字はグレー表示されます。この機能は、EHLLAPI アプリケーション・セッション内の再マップ済みの色を ユーザーに提示して、ホストのアプリケーションの表示スペースに 表示されているものを確認できるようにするために必要です。

  3. この関数を使用するには、戻りデータ・ストリング・パラメーター を受け入れるメモリーを事前に割り振ります。このメモリーの事前割り振りに必要なステートメントは、 アプリケーションに使用される言語によって異なります。詳しくは、メモリー割り振りを参照してください。
注: 5250 エミュレーションは、24 行 80 桁の表示スペースをサポートします。Communication Manager 5250 エミュレーションが 25 番目の行を表示するインスタンスもあります。このようなことが起こるのは、ホストからのエラー・メッセージが表示される場合、またはオペレーターが SysReq キーを選択する場合です。 Z and I Emulator for Windows行 24 に 25 行目の情報を表示しますが、通常は実際の 24 行目を表示します。ステータス・バーに 情報が表示される場合は、ステータス・バーがその情報用に構成されている必要があります。ステータス・バーの構成については、「Quick Beginnings」を参照してください。EXTEND_PS オプションによって、EHLLAPI アプリケーションは Communication Manager EHLLAPI と同じインターフェースを使用することができ、このような状況が発生したときに有効な表示スペースが拡張されます。