ファイルの転送
Z and I Emulator for Windowsを用いると、ホスト・システムとworkstationとの間で、1 つ以上のファイルを転送することができます。また、各種ファイルの転送を短時間で簡単にするために、 ファイル転送オプションをあらかじめ定義しておくこともできます。
注
PCT400 は、1998 年 3 月に販売が終了しました。
Z and I Emulator for Windowsを使用して、次のファイル転送機能を実行することができます。
- ホスト・システムにファイルを送信する
- Send File to Host from the Actions menuを使用してファイルを送信するか、またはtool barの「送信」ボタンをクリックして送信します。3270 セッションを使用しているときは、DOS プロンプトから SEND コマンドを出します。
さらに、EHLLAPI または DDE アプリケーション、または ファイル転送を呼び出すマクロを使用して、ファイルを送信することが できます。
- ホスト・システムからファイルを受信する
- Receive File from Host from the Actions menuを使用して、ファイルを受信するか、 またはtool barの「受信」ボタンをクリックして受信します。あるいは 3270 セッションを使用しているときは、DOS プロンプトから RECEIVE コマンドを出します。
さらに、EHLLAPI または DDE アプリケーション、またはファイル転送を呼び出す マクロを使用して、ファイルを受信することができます。
- データ転送
- 5250 セッションの場合は、Transfer from the Appearance menuをクリックし、次いで「一般」タブのproperty pageにある「データ転送」を選択します。このようにすると、 上記のアクションのいずれかがとられたときに、データ転送機能が呼び出されます。「データ転送」を選択しないと、通常のファイル転送が起動されます。
- テンプレートの作成、テスト、置換、および削除
- 送信または受信するファイルを選択したときに、workstationまたは ホストのファイル名と転送タイプをZ and I Emulator for Windowsに自動的に生成させるテンプレートを 作成します。 注: 長いファイル名の命名規則に従って、ファイル転送のテンプレートを 定義することはできません。
- 転送タイプを定義する
- 各ホスト・システムについては、最大 16 個の転送タイプを 定義できます。text、binary、および append (CICS® を除く) は、転送タイプとして最初に設定されています。
- 変換テーブルの選択、作成、およびカスタマイズ
- 「変換テーブルの設定」を選択し、ファイル転送で使用する 変換テーブルを定義します。
- ファイルのインポートまたはエクスポート (PC/3270 のみ)
- インポート/エクスポートは、IBM® 顧客情報管理システム (CICS) で実行されるオフィス・システム通信プログラムおよびアプリケーション・プログラムです。インポート/エクスポート機能によって、最終形式テキスト (FFT)、 変更可能形式テキスト、および PC 文書のインポートまたはエクスポート ができます。
ホストからファイルをエクスポートすると、ユーザーのworkstationは、 エクスポートしたファイルと共に交換文書プロファイル (IDP) を 受け取ります。workstationにファイルをインポートするためには、あらかじめ伝送情報を もった IDP ファイルを作成する必要があります。
- 交換文書プロファイル (IDP) の作成 (PC/3270 のみ)
- IDP ファイルは文書ヘッダー情報を含み、転送されるファイル と同じ名前を持ちます。拡張子は .IDP です。
IDP ファイルを作成するときは、Transfer from the Appearance menuを選択してください。
注: Telnet5250 セッションでファイルを転送する場合、FFEF を 含むファイルは転送できません。現行バージョンの iSeries、eServer™ i5、または System i5® Telnet プログラムは、ファイル内の FFEF をレコード終わりマーカーとして誤って解釈します。