使用上の注意

接続構成ストリングは、インストール・システムによって異なります。異なるインストール・システム上のホスト・アクセス・クラス・ライブラリーには、 構成ストリングに異なる形式または情報が必要とされる場合があります。この呼び出しは、当然非同期になります。 この呼び出しが戻されたとき、新しい接続はまだ開始されていないことがあります。アプリケーションは、RegisterStartEvent 関数を使用すると、 接続の開始時に通知を受けることができます。

Z and I Emulator for Windows の場合、構成ストリングの形式は次のとおりです。

PROFILE=[\"]<filename>[\"] [CONNNAME=<c>] [WINSTATE=<MAX|MIN|RESTORE|HIDE>]

オプションのパラメーターは、大括弧 [] で囲みます。パラメーターは、少なくとも 1 つのブランクで区切ります。パラメーターは、大文字、小文字、または混合のいずれでも指定可能で、 順序も任意です。各パラメーターの意味は、次のとおりです。

PROFILE=<filename>
接続構成情報の入った Z and I Emulator for Windows のワークステーション・プロファイル (.WS ファイル) の名前を指定します。このパラメーターは、オプションではありません。 プロファイル名を入力しなければなりません。ファイル名にブランクを含める場合、 その名前を二重引用符で囲まなければなりません。<filename> の値は、拡張子のないプロファイル名、.WS 拡張子の付いたプロファイル名、または完全修飾プロファイル名パスのどれでも構いません。
CONNNAME=<c>
新しい接続の接続名 (EHLLAPI 短縮セッション ID) を指定します。この値は、単一の英字 (A から Z、または a から z) でなければなりません。この値を指定しない場合、次の使用可能な接続名が自動的に割り当てられます。指定した名前の付いた接続が既に存在する場合、 エラーが出されます (ERRMAJ_INVALID_SESSION)。
WINSTATE=<MAX|MIN|RESTORE|HIDE>
エミュレーター・ウィンドウの初期状態を指定します。このパラメーターを指定しない場合のデフォルト値は、RESTORE です。
注: この呼び出しは本質的に非同期であるため、 この関数でエラーが戻されなくても接続の開始が失敗することがあります。例えば、同一名を使用して 2 つの接続を短時間のうちに開始すると、1 番目の 接続はまだ開始されていないため、2 番目の StartConnection は エラーになりません。しかし、最終的に 2 番目の接続が接続名を登録しようとしても、1 番目の 接続によってその名前は既に使われているため、開始することはできません。このような可能性を最小化するため、可能なかぎり CONNNAME パラメーターを 指定しないで接続を開始しなければなりません。