実行/言語インターフェース

最も基本的なレベルでは、EHLLAPI と HACL には、アプリケーション・プログラムからの API の呼び出し方のメカニズムにおける違いがあります。

EHLLAPI は、複数用途のパラメーターを使う単一の呼び出し点インターフェースとしてインプリメントされています。DLL 内の 1 つのエントリー・ポイント (hllapi) が、 4 つのパラメーターの固定されたセットを基にしてすべての関数を提供します。パラメーターのうちの 3 つは、4 つ目のパラメーターの値に応じて 異なる意味をとります。この単純なインターフェースによって、さまざまなプログラミング環境や言語から 容易に API を呼び出すことが可能になります。その欠点は、1 つの関数と 4 つのパラメーターの中に多くの複雑性が集約されているということです。

HACL は、 明示的なエントリー・ポイントまたは関数の代わりに一連のプログラミング・オブジェクトを提供するオブジェクト指向インターフェースです。オブジェクトには、ホスト接続を操作するのに使えるプロパティーおよびメソッドがあります。構造の内容やパラメーター・コマンド・コードの詳細について配慮する必要はなく、アプリケーション機能に注意を集中できます。HACL オブジェクトは、サポートされている HACL 層環境 (C++ または自動化オブジェクト) のいずれからでも使用できます。この 3 つの層は、Microsoft Visual C++、Visual Basic、および Lotus® SmartSuite® アプリケーションといった最新鋭のプログラミング環境にアクセスすることができます。