エラー処理

C++ 層では、HACL は C++ の構造化例外処理を使用します。一般に、ECLErr オブジェクトをもった C++ 例外を送り出す ことによって、アプリケーションにエラーが示されます。アプリケーションがエラーを catch するには、次のように HACL オブジェクトの呼び出しを try/catch ブロック内に入れる必要があります。
try {	
   PSObj = new ECLPS('A');	
   x = PSObj->GetSize();	
 
   //...more references to HACL objects...	
 
} catch (ECLErr ErrObj) {	
   ErrNumber = ErrObj.GetMsgNumber();	
   MessageBox(NULL, ErrObj.GetMsgText(), "ECL Error");	
}

HACL エラーが catch されたとき、アプリケーションから ECLErr オブジェクトの メソッドを呼び出せば、エラーの正確な原因を判別することができます。また、ECLErr オブジェクトを呼び出して、完全な言語依存のエラー・メッセージを作成することもできます。

自動化オブジェクト層では、実行時エラーは、該当するスクリプト・エラーが作成される原因になります。アプリケーションは、On Error ハンドラーを使用して、エラーを捕そくしてエラーについての 追加情報を照会し、適切なアクションをとることができます。