ECLPSEvent クラス

ECLPSEvent オブジェクトは、表示スペースが更新された ときに ECLListener オブジェクトに渡されます。このイベント・オブジェクトは、 表示スペースの更新イベントを表し、更新についての情報が入っています。

更新された表示スペースの領域を判別するのに、アプリケーションで 使用できる関数に 2 つのセットがあります。GetStart() と GetEnd() の両メソッドは、 線形位置を戻すことにより、表示スペース内の更新領域の開始位置と 終了位置を示します。リニア・アドレッシングは、左上端の文字が 1 で開始され、 左から右へ進み、折り返して行を進めます。対応する関数の セット (GetStartRow、GetStartCol、GetEndRow、 GetEndCol) は、行/列の座標で 同じ情報を戻します。

更新領域には、開始文字から終了文字までのすべての PS 文字が 含まれます (両端の文字を含む)。開始位置と終了位置が同じ行にない場合は、更新領域はある行の終了から次行の最初の桁へ 折り返します。更新領域は (一般的に) 長方形でないことに注意してください。開始位置が終了位置より大きい場合は、更新領域は開始位置で開始され、画面の最後の文字から 最初の文字へ折り返し、終了位置へ続きます。

更新領域は、実際に変更になった表示スペース部分より多くの部分を 含むことがありますが、少なくとも変更された部分をカバーしていることが保証されている ことに注意してください。短時間に複数の PS 更新が起こると、これらの変更は単一のイベント に集約されることがあり、ここでは更新領域にはすべての更新の合計が含まれます。