ファイル記述ファイル

ファイル記述ファイルは、対応するworkstationのデータ・ファイルのすべてのデータの フィールド記述が入っているworkstation・ファイルです。それぞれのフィールド記述子には、フィールド名、データ・タイプ、およびフィールド長が入っています。workstation・ファイルのそれぞれのフィールドに 1 つのフィールド記述子があります。

ファイル記述ファイルでは、次の項目が定義されます。
  • 転送するworkstation・ファイルのファイル・タイプ。各ファイル・タイプの詳細について は、ファイル記述ファイルの作成を参照してください。
  • フィールド名と、各データ・レコード内でのこれらのフィールドの順序。
  • workstation・ファイルの各フィールドのデータ・タイプ。
  • 各フィールドの小数点位のサイズと数。

ファイルを転送する場合には、workstationのファイルにフィールド定義が必要です。フィールド定義はworkstationに存在するファイルを記述します。これらの定義には、iSeries、eServer™ i5、または System i5® ファイルに必要なフィールド定義 (DDS) に類似したデータが入っています。データは iSeries、eServer i5、または System i5 とworkstationの両方のファイルに対して定義しなければなりません。これは、iSeries、eServer i5、または System i5 にデータを送るために各ファイルのフィールド名が必要であり、また、それぞれのファイルのデータ形式が異なっている場合があるためです。

ファイル記述ファイルは、iSeries、eServer i5、または System i5 の workstation ファイルからのファイルにデータを転送する際に、要求に基づいて作成されます。したがって、通常はファイル記述ファイルの形式、 またはその内容について心配する必要はありません。ただし、前にシステムに 転送されていないデータをシステムに転送する場合は、ファイル記述ファイルを 作成する必要があります。