拡張ヒストリー・ログ (Enhanced History Logging)

ホスト・アプリケーションがエミュレーター画面の一部を消去する ために Erase in Display (ED) コマンド・シーケンスを送信するときに、 その内容を消去する前に VT ヒストリー・ウィンドウにログすることができます。この機能を使用可能にするためには、VT セッション・パラメーターを構成するときに「ヒストリー・ログ - 拡張」オプションを選択してください。

ホスト・アプリケーションの ED コマンドの形式は、ESC [ Ps J です。この Ps には、以下のいずれかの値を指定します。
0
カーソル位置から画面の終りまで、画面内容を消去します。これはデフォルト設定です。
1
カーソル位置を含めて、それより上の部分の画面内容を消去します。
2
画面内容全体を消去します。

ED コマンドの設定値が 0 または 1 で、「ヒストリー・ログ - 拡張」が使用可能になっている場合、画面内の消去対象部分は、消去される前にヒストリー・ウィンドウにログされます。パラメーター値が 2 の場合、拡張ヒストリー・ログが使用可能になっているかどうかに かかわらず、画面内容全体が、消去される前にヒストリー・ウィンドウにログされます。