プロトコルの選択

プロトコルについては 4 つの選択肢があります。どのプロトコルを選択するかは、 ユーザーの ASCII ホストがサポートするプロトコルとユーザー固有の要件によって決まります。次の表に、各プロトコルの能力を示してあります。
  のダウンロード中 アップロード中
  単一のファイル 複数のファイル 単一のファイル 複数のファイル
XMODEM はい いいえ はい いいえ
XMODEM1K はい いいえ はい いいえ
YMODEM はい はい はい はい
YMODEMG はい はい はい はい
XMODEM
XMODEM プロトコルは、エラー検査を実行する単一ファイルの半二重プロトコルです。データは 128 バイトのパケットで伝送されます。CRC またはチェックサムによるエラー検査が自動的に行われます。Z and I Emulator for Windowsの場合、XMODEM は最初に CRC を試みます。送信側が CRC の最初の 3 つの要求に肯定応答できない場合、 XMODEM はチェックサム・モードにシフトします。
XMODEM1K
XMODEM1K プロトコルは、常に CRC を使用し、より大きな 1024 バイトのパケット・サイズを 使用する点を除いて XMODEM プロトコルと同じです。ホストによっては 1024 バイト・パケットを処理できないため、XMODEM と XMODEM1K の 両方が必要になります。
YMODEM
YMODEM プロトコルは XMODEM と同様ですが、単一の転送で複数のファイルを送信 することができます。固有のファイル名のセットを使用することも、 ファイルのグループを指定することもできます。
YMODEMG
YMODEMG プロトコルは、複数のファイルをサポートする YMODEM と同じですが、エラー検査を提供しません。このプロトコルは、データが常に正しく転送されることを想定し、エラー訂正モデム専用です。パケットの肯定応答を待たないので、大量のデータの場合には、YMODEM よりはるかに大きなスループットを 達成することができます。