無変換ファイルからデータを転送する場合のエラー

workstationの無変換ファイルからシステム・ファイルにデータを 転送する場合、次のエラーが起こることがあります。
  • データのサイズが同じではありません。無変換ファイルを転送する場合には、 システムとworkstationの長さと、小数点以下の桁数の使用が正確に一致していなければ なりません。一致していない場合には、レコードは転送されません。
  • このフィールドのデータがシステムのフィールドには短すぎます。データに埋め込みが行われます。このエラーは、workstationのファイルに、システム・ファイルで指定されているフ ィールド長よりも短い文字データまたは 16 進データが含まれている場合に起こ ります。このエラーは、ファイルの最後のレコードのデータが短すぎる場合に 起こります。文字フィールドの右側には EBCDIC のスペースが埋 められ、16 進フィールドにはゼロが埋められます。
  • このフィールドのデータが正しくないか、 または workstation のデータ・タイプと一致しません。転送要求は、システム・ファイルに誤ったデータを転送するのを防ぐために終了し ます。このエラーは、ファイル記述で数値として定義されているフィールドに数値以 外のデータが入っている場合に起こります。
    注: データの検査が、データは EBCDIC であると仮定して行われます。別の形式で データを転送する場合には、データ定義やファイル記述を使用しないで、 システムとworkstationに同じ方法で定義したレコード長を指定してください。
  • このフィールドのデータが脱落している。デフォルト値が使用されます。このエラーは、データ・フィールドが定義されて いて、ファイルにデータがない場合に起こります。無変換ファイルには明示の レコード区切り文字がないので、このエラーが起こるのはファイルの最後のレコードだけです。

    このエラーが起こった場合、 データが定義されていて見つからない 1 つまたは 複数のフィールドにデフォルト値が入れられて、システム・ファイルに転送されます。これらのデフォルト値は、文字フィールドの場合には EBCDIC のスペース、 数値フィールドの場合ゼロです。

    ユーザー独自のデフォルト値を指定するためには、 そのファイルの DDS でデフォルト値 (DFT) キーワードを使用してください。