BASIC の順次ファイルへのデータの転送

次に、BASIC の順次ファイル定義のデータ定義によって作成された iSeries、eServer™ i5、または System i5® のデータが変更される方法を示します。
  • 16 進フィールドは、ハーフバイトごとに ASCII の同等な文字に変更されま す。前後を二重引用符で囲まれます。

    例えば、X'F3'ASCII の 22443322 に拡張されて、ファイルに書き出されます。

  • EBCDIC の文字、日付、時刻、およびタイム・スタンプのフィールドは、変換テーブルの定義に従って、1 バイトごとに ASCII 文字に変換され、マッピングされます。文字ストリングの前後に ASCII 二重引用符が追加されます。
  • ヌル・フィールドは、フィールドの不在によって表されます (2 つのコンマ、または ヌル・フィールドがレコードの最後のフィールドである場合は 1 つのコンマ)。
  • ヌル・フィールドの場合にファイル内でコンマが連続していると、フィールドがヌル値可能であるときには、 ヌル値が iSeries、eServer i5、または System i5 に送られます。
  • 可変長フィールドで、iSeries、eServer i5、または System i5 フィールドが可変長である場合、フィールドは、iSeries、eServer i5、または System i5 の可変長形式に変換されます。
  • 2 進フィールドは、ASCII の数値に変更されます。小数点の左側の先行ゼロと小数点の右側の後書きゼロは除去されます。

    例えば、X'FFD3'ASCII 2D3435 として示されます。ASCII 装置に表 示される場合、このストリングは -45 として表示されます。

  • ゾーン 10 進フィールドは ASCII の数値に変更されます。小数点の左側の先行ゼロと小数点の右側の後書きゼロは除去されます。

    例えば、フィールド長が小数点の右側 2 桁を示す EBCDIC の F0F0F9F5F2D6 は ASCII の 2D39352E3236 に拡張されます。エディターで表示または印刷される場合、 このストリングは -95.26 として表示されます。

  • パック 10 進フィールドは ASCII の数値に変更されます。小数点の左側の先行ゼロと小数点の右側の後書きゼロは除去されます。

    例えば、X'871F' (小数点なし) は ASCII の 383731 に変更されます。エディターで表示または印刷される場合、 このストリングは 871 として表示されます。