ASCII 数値データ

転送機能では、ASCII 形式で保管する数値を表すために ASCII の数値データが 定義されます。これは、iSeries、eServer™ i5、または System i5® で有効なシステム・データ・タイプではありません。例えば、ASCII 形式では、数値 -123.45 は次のように表記されます。

2D 31 32 33 2E 34 35

ASCII の数値データでは、小数点や符号が明示的に保管されます。左側の文字は符号 (正の場合にはスペースまたはプラス (+)、負の場合には マイナス (-)) を表します。小数点の左側の先行ゼロはスペースに変えられます。小数点がある場合には、正しい位置に追加されます。

BASIC 順次ファイル・タイプと DIF ファイル・タイプでは、指数と呼ばれる 別の形式の ASCII の数値データがサポートされます。

指数とは、10 進数の後に文字 E または D と、2 桁または 3 桁の符号付き整数 を続けたものです。E は単精度の数値を表し、D は倍精度の数値を表します。指数部分 (E または D と整数) は "10 の指定する整数倍"を表します。

例えば、数値 -1.0E+03 (ASCII 数値形式で -1.0 x 103 を表す) は、以下のようになります。

2D 31 2E 30 45 2B 30 33

例えば、数値 9.5D-15 (ASCII 数値形式で 9.5 x 10-15 を表す) は、以下のようになります。

39 2E 35 44 2D 31 35