ゾーン 10 進データ

このデータは、各バイトが 10 進数の 1 桁に対応する形式で表されます。これらの バイトはそれぞれ文字形式で記録されます。例えば、数字の 7 は、iSeries、eServer™ i5、または System i5® では EBCDIC 表記の F7 として保管され、workstationでは ASCII 表記の 37 として保管されます。

それぞれの桁の大きさは右側のハーフバイトで決まります。このハーフバイトに有効な値は 10 進数の 0 ~ 9 です。

iSeries、eServer i5、または System i5 およびworkstationのゾーン 10 進フィールドの符号は、どちらもそのフィールドの右側バイトの左側のハーフバイトの 16 進数値で指定されます。iSeries、eServer i5、または System i5 の場合、このハーフバイトが 16 進 B または 16 進 D であれば、負数を表します (例えば、X'F6D2' は -62 を表します)。

DOS ランダム・ファイルの場合には、システムからのゾーン 10 進フィールドは、 文字フィールドと同様に EBCDIC から ASCII に変更されます。ただし、 workstation・フィールドの符号ハーフバイトは X'3' に変更されて正の数を、 また X'B' に変更されて負の数を表します。

DOS ランダム・タイプ 2 ファイルの場合、システムからのゾーン 10 進フィール ドは、文字フィールドと同様に EBCDIC から ASCII に変更されます。ただし、 workstation・フィールドの符号ハーフバイトは X'3' に変更されて正の数を、 また X'7' に変更されて負の数を表します。

小数点以下の桁数 (指定されている場合) は、小数点の右側の小数部分の桁数を 表し、ファイル記述で指定されます。