レコード・グループの要約を受信する
ここからの記述は、要約レコードを受信する場合に必要な情報です。
要約レコードを転送する場合には、この入力域をブランクのままにしたり、* の値を指定したりすることはできません (プロンプトに指定したファイルのすべてのフィールドを GROUP BY に指定した場合を除く)。SELECT に指定するフィールド名 (関数の中に指定するものを除く) は、GROUP BY にも指定されていなければなりません。
SELECT に指定した関数およびフィールドは、各グループの実際の要約情報を戻します。SELECT には、表示させたい順序でフィールド名と関数を入力してください。
注: ヌル値は関数に含まれていません。値全体がヌルである場合は、関数の出力は、COUNT の場合を除いてヌルとなります。COUNT の出力は 0 となります。
関数の形式は次のとおりです。
function (field-name)
これは次のことを表しています。
- function
- この関数は次のいずれかです。
- AVG
- 各レコード・グループについて、指定のフィールドの平均値を転送します。この関数は数値フィールドに対してのみ使用できます。
- MIN
- 各レコード・グループについて、指定のフィールドの最小値または最低値 を転送します。
- MAX
- 各レコード・グループについて、指定のフィールドの最大値または最高値 を転送します。
- SUM
- 各レコード・グループについて、指定のフィールドの合計値を転送します。この関数は数値フィールドに対してのみ使用できます。
- COUNT
- 各レコード・グループについて WHERE 条件を満たしたレコードの合計数を転送します。COUNT(*)を指定してください。
- field-name
- これは「転送元」に指定したレコード形式で定義されているフィールド名です。
SUPPNO, AVG(PRICE), MIN(PRICE), MAX(PRICE)
これは、SUPPNO を選択した後、各仕入れ先ごとに PRICE の 平均値、最小値、最大値を計算することを意味しています。関数の選択にしたがって、要約レコードが転送されます。SUPPNO は関数で使用されていないので、GROUP BY に SUPPNO を指定しなければなりません。