転送中の変換エラーについて

転送要求の実行の過程で、ファイル記述ファイル (指定がある場合) がディスク またはディスケットから読み取られて処理されます。データが転送可能になっている場合、iSeries、eServer™ i5、または System i5® とworkstationは情報を交換します。

workstation「転送元」に指定されたファイルから、一度に 1 つずつレコードを送り出します。転送されたレコードは変換され、「転送先」に指定された iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーに保管されます。

この変換の過程で、変換エラーが発生することもあります。例えば、iSeries、eServer i5、または System i5 フィールドに合わせるために、workstation ファイル内の数値を丸めなければならない場合もあります。また、workstation ファイルのレコードの長さが、iSeries、eServer i5、または System i5 によって予想されている長さと異なっている場合もあります。

このような変換エラーの場合、workstation・ファイルのレコードの番号、および場合に よってはエラーのあるレコードの特定のフィールドについての情報と一緒に エラー・メッセージが発行されます。

重大な変換エラーの場合、データの転送が停止することがあります。その場合には、転送要求を停止し、エラーを訂正して、再度その転送要求を 実行しなければなりません。

重大度の低いエラーの場合、データ転送を続行できるオプションを選択できます。データ転送の続行を選択した場合には、別のレコードの同じ場所でエラーが起きても、 エラー・メッセージは出されず、転送機能は自動的にその転送要求の実行を続けます。