iSeries オブジェクト
- 新しいメンバーの作成
- データの転送先として、既存の iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルに新しいメンバーを作成します。 注:
- 新しいメンバーを作成するには、次の権限をもっていなければなりません。
- 新しいメンバーが入るファイルに対する *OBJOPR、*OBJMGT、 および *ADD
- そのファイルが入るライブラリーに対する *READ および *ADD
オブジェクト権限について詳しくは、「機密保護解説書」、SD88-5027 を参照してください。
- メンバーを作成し、ファイルに追加する場合、転送機能は iSeries、 eServer i5、またはSystem i5 物理ファイル・メンバー追加 (ADDPFM) コマンドのデフォルト値を使用します。
この項目を指定した場合は、次の項目も指定します。- メンバー・テキスト
- この項目を使用して、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーに関する説明を付加することができます。この説明は、あとでそのメンバーの内容を思い出すのに役立ちます。例えば、この説明は、ファイル中のすべてのメンバーのリストを要求した場合 (「参照」を選択) に表示されます。この項目をブランクのままにすると、この新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーには何も説明が付加されません。
説明の中にアポストロフィ (') を入れる場合には、2 つのアポストロフィ (' ') を入力しなければなりません。
- 新しいメンバーを作成するには、次の権限をもっていなければなりません。
- 新しいファイルとメンバーの作成
- データの転送先として、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルに新しいメンバーを作成します。 注:
- 新しいファイルに新しいメンバーを作成するには、そのファイルが入る ライブラリーに対して *READ 権限と *ADD 権限をもっていなければ なりません。また、iSeries、eServer i5、または System i5 の物理ファイル作成 (CRTPF) コマンドを使用する権限も持っていなければなりません。
- 新しいファイルに新しいメンバーを作成するには、転送機能は iSeries、eServer i5、または System i5 の物理ファイル作成 (CRTPF) コマンドのデフォルト値を使用しますが、次の値は使用しません。
- (MAXMBRS[*NOMAX])。これは、そのファイルが最大 32,767 個のメンバーをもつことができることを表します。
- (SIZE[*NOMAX])。これは、そのファイルの 各メンバーがもてるレコード数が無限であることを表 します。
この項目を指定した場合は、次の項目も指定します。- メンバー・テキスト
- この項目の指定はオプションです。この項目を使用して、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーに関する説明を付加することができます。この説明は、あとでそのメンバーの内容を思い出すのに役立ちます。例えば、この説明は、ファイル中のすべてのメンバーのリストを要求した場合 (「参照」を選択) に表示されます。この項目をブランクのままにすると、この新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーには何も説明が付加されません。
説明の中にアポストロフィ (') を入れる場合には、2 つのアポストロフィ (' ') を入力しなければなりません。
- iSeries ファイル・タイプ
- この項目の指定は必須です。この項目を使用して、作成したい iSeries、eServer i5、または System i5 のファイルおよびメンバーのタイプを指定します (どちらにも同じタイプを指定します)。 次のいずれか 1 つを指定してください。
- iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルとメンバーを作成する場合には、「ソース」を指定してください。このメンバーは、workstation・ファイルからの データの前に順序番号と日付の 2 つのフィールドが追加されて作成されます。新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ソース・ファイルおよびそのメンバーは、次のレコード形式になります。
Field Type Length Decimal Places Order number Zoned 6 2 Date Zoned 6 0 Data Character 1 to 32755 or Open
iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルではレコードの長さを最大 32 755 バイトまでにすることができますが、workstationから iSeries への転送機能を 使用して作成できる最大のソース・ファイルは 4,107 バイトであり、この中に順序フィールド および日付フィールドも含まれます。したがって、転送できる 1 レコード当たりの最大データ量は 4,096 バイトです。
メンバーのデータ部分は、workstation・ファイルの特性を受け継ぎます。つまり、workstation ファイルが workstation コードのテキスト・ファイルであり、それが テキストの入った多くのレコードから成っている場合には、作成される データ・フィールドも同様なものになります。
- iSeries、eServer i5、または System i5 物理データ・ファイルとメンバーを作成する場合には、「データ」を指定してください。このファイルおよびメンバーには、ファイル記述ファイルに記述されている データ・フィールドだけが入ります。
データ転送にファイル記述ファイルを使用するには、iSeries「ファイル・タイプ」の値は「データ」であると想定されます。データ転送にファイル記述ファイルを使用しない場合、この項目の値は「ソース」であると想定されます。
- iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルとメンバーを作成する場合には、「ソース」を指定してください。このメンバーは、workstation・ファイルからの データの前に順序番号と日付の 2 つのフィールドが追加されて作成されます。新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ソース・ファイルおよびそのメンバーは、次のレコード形式になります。
- フィールド参照ファイル名
- この項目は、「ファイル記述ファイルの使用」を指定し、新しいファイルを作成する場合にのみ表示されます。
「ファイル記述ファイルの使用」を指定しないと、iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルが作成されます。iSeries「ファイル・タイプ」と「フィールド参照ファイル名」は表示されず、代わりに「レコード長」が開きます。
この項目の指定は必須です。ファイル記述ファイルのフィールド名および iSeries、eServer i5、または System i5 フィールド参照ファイルのフィールド定義を使用して、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルが作成されます。
フィールド参照ファイル名の形式は次のとおりです。(大括弧 [ ] 内の項目は省略可能。)[library-name/]file-name
- library-name (ライブラリー名)
- これは、フィールド参照ファイルが含まれている iSeries、eServer i5、または System i5 ライブラリーの名前です。ライブラリー名を指定しなかった場合は、*LIBL が使用されます。目的のライブラリーが見つからない場合は、「参照」を選択すると、iSeries、eServer i5、または System i5 ジョブ・ライブラリー・リストの *USRLIBL にあるすべてのライブラリーのリストが表示されます。ライブラリー・リストの *USRLIBL は、eServer i5 または iSeries プロセッサーで CHGJOBD コマンドを実行してジョブ記述を変更することで変更できます。
- file-name (ファイル名)
- これは、フィールド定義が含まれている iSeries、eServer i5、または System i5 物理データベース・ファイルの名前です。ファイル名は必ず指定しなければなりません。ライブラリー名も指定する場合は、スラッシュ (/) でライブラリー名とファイル名を 区切らなければなりません。使用したいファイルの名前がわからない場合は、ライブラリー名とスラッシュを入力して「参照」を選択すると、そのライブラリーに含まれる ファイルのリストを表示することができます。iSeries、eServer i5、または System i5 ジョブ・ライブラリー・リストの *USRLIBL に定義されているライブラリー内のすべてのファイルのリストを表示するには、*USRLIBL/ を入力して「参照」を選択してください。
ファイル名の一部分に続けてアスタリスク (*) を入力し、さらに「参照」を選択すると、指定した部分名で始まる使用可能なファイル名のリストが表示されます。
例えば、「フィールド参照ファイル名」の項目に ARLIB/AR* と入力して「参照」を選択すると、ARLIB という名前のライブラリーに 含まれ、AR という文字で始まるすべての物理ファイル名のリストを表示することができます。注: ユーザーは、指定するフィールド参照ファイルに対して *OBJOPR 権限 をもっていなければなりません。また、あるファイルをリストに表示させるためには、 そのファイルに対する *OBJOPR 権限をもっていなければなりません。 - レコード長
- この項目の指定は必須です。これは、iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルのレコード長を指定します。データの転送先が iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルの場合、指定する値には、転送時に workstation ファイルに付加される順序番号フィールドと日付フィールドの長さ (これら 2 つのフィールドの合計の長さは 12 バイトです) も含めなければなりません。
- 権限
- この項目の指定は必須です。これは、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルの権限レベルを指定します。 次のいずれか 1 つを指定してください。
- 読み取り/書き込み。これを指定した場合、他のユーザーは該当の iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルの読み書きができ、リストにもそのファイルが表示されますが、そのファイルを削除することは できません (*OBJOPR、*READ、*ADD、*OBJMGT、*UPD、および *DLT 権限)。他のユーザーがデータを workstation ファイルから iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルに転送する可能性がある場合は、「読み取り/書き込み」または「すべて」を指定してください。
- 読み取り。これを指定した場合、他のユーザーは該当の iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルの読み取りができ、リストにもそのファイルが表示されますが、そのファイルに書き込んだり、そのファイルを削除したりすることは できません (*USE 権限)。
- すべて。これを指定した場合、他のユーザーは該当の iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルの読み書きおよび削除を行うことができ、リストにもそのファイル名が 表示されます (*ALL 権限)。
- なし。これを指定した場合、他のユーザー (システム管理者を除く) は、 該当の iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルに書き込みを行ったり、そのファイルを削除したり、リストに 表示させたりすることはできません (*EXCLUDE 権限)。
- ファイル・テキスト
- この項目の指定はオプションです。この項目を使用して、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルに関する説明を付加することができます。この説明は、あとでそのファイルの内容を思い出すのに 役立ちます。例えば、この説明は、ファイル中のすべてのファイルのリストを要求した場合 (「参照」を選択) に表示されます。この項目をブランクのままにすると、この新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルには何も説明が付加されません。
説明の中にアポストロフィ (') を入れる場合には、2 つのアポストロフィ (' ') を入力しなければなりません。
- 既存メンバーの置換
- 「ライブラリー/ファイル (メンバー)」項目で指定した既存の iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーにデータを転送する場合に指定します。その iSeries、eServer i5、または System i5 メンバー内の既存のデータは、転送されたデータによって置き換えられます。