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システム名
この項目の指定は必須です。ルーターが活動状態の場合、 この項目には、デフォルトのシステム名が入っています。
ライブラリー/ファイル (メンバー)
この項目の指定は必須です。この項目は、workstationから送られるデータを受け取る iSeries、eServer™ i5、または System i5® の物理ファイル名を指定します。既存のファイル名を指定しても、新しいファイル名を指定してもかまいません。
次の形式で入力してください。(大括弧 [ ] 内の項目は省略可能。)
[library-name/]file-name[(member-name[,record-format-name])]
library-name (ライブラリー名)
これは、データの転送先である iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルが含まれている iSeries、eServer i5、または System i5 ライブラリーの名前です。ライブラリーを指定しなかった場合は、*LIBL が使用されます。AS/400 システムから転送されたデータを受け取るファイルを新たに作成する場合は、ライブラリー名を必ず指定してください。

入力フィールドがヌルのときに「参照」を選択すると、iSeries、eServer i5、または System i5 は、iSeries、eServer i5、または System i5 ジョブ・ライブラリー・リストの *USRLIBL に定義されているすべてのライブラリーのリストを表示します。このリストは、ジョブ記述を変更することにより変更できます。iSeries、eServer i5、または System i5 でジョブ記述変更 (CHGJOBD) コマンドを実行してください。

file-name (ファイル名)
これは、iSeries、eServer i5、または System i5 物理データベース・ファイルの名前です。データを既存のファイルに 転送する場合、新たに AS/400 システムから転送されたデータによって そのファイルの既存のデータが置き換えられます。AS/400 システムから転送された データを受け取る新たなファイルを作成する場合には、1 ~ 10 文字の新し いファイル名を指定してください。
使用できるファイルのリストを表示させたい場合は、次のいずれかを行ってください。
  • iSeries、eServer i5、または System i5 ジョブ・ライブラリー・リストの *USRLIBL 部分のすべてのライブラリー内の全ファイルをリストする場合は、*USRLIBL の後にスラッシュ (/) を入力し、「参照」を選択してください。ライブラリー名の後にスラッシュを入力しないと、iSeries、eServer i5、または System i5 は、ファイル名ではなくライブラリー名のリストを表示します。
  • 特定のライブラリーに入っているファイル名を表示させたい場合は、そのライブラリー名の後にスラッシュを入力して「参照」を選択します。また、ファイル名の一部を入力し、その後にアスタリスク (*) を入力して「参照」を選択することもできます。iSeries、eServer i5、または System i5 は、名前が指定の文字ストリングで始まるすべてのファイルをリストします。
member-name
これは、データの転送先である iSeries、eServer i5、または System i5 の該当ファイル内のメンバーの名前です。このメンバー名を指定しないと、iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルの最初のメンバー *FIRST にデータが転送されます。

既存のファイルにデータを転送するには、メンバー名を指定します。そのファイル・メンバー中のデータは、AS/400 システムから転送されたデータに置き換えられます。

転送データを入れるために既存のファイルまたは新しいファイルに新しいメンバーを作成する場合は、1 ~ 10 文字の新しいメンバー名を指定してください。

ファイル名を指定して「参照」を選択すると、そのファイル内のメンバー名のリストが表示されます。また、左括弧、メンバー名の一部、アスタリスク (*)、 右括弧の順に指定して「参照」を選択すると、iSeries、eServer i5、または System i5 は、その入力した文字ストリングで始まるすべてのメンバー名のリストを表示します。

record-format-name (レコード形式名)
これは、指定された iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルのレコード形式の名前です。レコード形式名は、物理ファイルが複数のレコード形式をもっている場合を除いて、 指定しなくても構いません。ほとんどの物理ファイルには、レコード形式が 1 つ しかありません。レコード形式名を指定する前には、メンバー名として、 メンバーの名前か *FIRST をあらかじめ指定しておかなければなりません。

レコード形式名を指定しないで既存のファイルにデータを転送する場合は、 該当のファイルはレコード形式を 1 つだけもっている (*ONLY) と 見なされます。そのレコード形式が使用されます。

新しいファイルを作成するときにレコード形式名を指定しなかった場合は、レ コード形式名として QDFTFMT が使用されます。

注: ライブラリー名、ファイル名、メンバー名、およびレコード形式名は、 それぞれ最高 10 文字で指定することができます。それぞれの名前の最初の文字は A~Z、¥、#、または @ でなければなりません。残りの文字には、数字 0~9、下線、 およびピリオドも使用できます。