VM/CMS からファイルを受信する場合のコマンド構文

次の例は、VM/CMS ホストからファイルを受信するときに使用でき るコマンド構文を示したものです。RECEIVE コマンドのパラメーター を結合するときには、1 組の括弧で囲みます。
  • VM/CMS A ディスクからworkstation・セッションのデフォルト・ドライブへファイルを受信するとき。
    RECEIVE pc.txt a:cmsfile script a (ASCII CRLF

    このコマンドを実行すると、ホスト・セッション A の VM/CMS A ディスクに ある CMSFILE という SCRIPT ファイルが workstation・セッションに送信されます。このコマンドによって、ファイルが デフォルト・ドライブ (ディスケットまたはハード・ディスク) に PC.TXT と いう名前で追加されます。

  • VM/CMS B ディスクからファイルを受信して、デフォルト・ドライブ以外の ドライブ上のファイルを置き換えるとき。
    RECEIVE a:pc.txt a:cmsfile script b (ASCII CRLF

    このコマンドを実行すると、ホスト・セッション A の VM/CMS B ディスクに ある CMSFILE SCRIPT という SCRIPT ファイル が PC セッションのデフォルト・ドライブ以外のドライブに送信されます。このコマンドによって、A ドライブにあるディスケット上の PC.TXT というファイルの内容が置き換えられます。

  • VM/CMS A ディスクからファイルを受信して、ハード・ディスク上の 1 つのファイルの終わりに追加するとき。
    RECEIVE c:pc.txt a:cmsfile script a (ASCII CRLF APPEND

    このコマンドを実行すると、ホスト・セッション A の VM/CMS A ディスクに ある CMSFILE SCRIPT という SCRIPT ファイル がworkstation・セッションに送信されます。このコマンドによって、ハード・ディスク上 の PC.TXT というファイルの終わりに CMSFILE の内容が追加されます。

  • VM/CMS A ディスクからファイルを受信して、デフォルト・ドライブ のサブディレクトリー内に保管するとき。
    RECEIVE \sd1\pc.txt a:cmsfile script a (ASCII CRLF

    このコマンドによって、VM/CMS A ディスクにある CMSFILE SCRIPT と いう SCRIPT ファイルがデフォルト・ドライブに送信されます。このコマンドによって、サブディレクトリー \SD1 内に PC.TXT というファイルが作成されるか、このファイルの内容が置き換えられます。