データ転送プログラムについて
PC400 のデータ転送は、データを送る方向によって、次の 2 種類に分けら れます。
- workstationから iSeries、eServer™ i5、または System i5® にデータを転送することを、データの送信と呼びます。
- iSeries、eServer i5、または System i5 からworkstationにデータを転送することを、データの受信と呼びます。
また、プログラムの起動方法によって、次のようにもクラス分けできます。
- どのファイルから、どのようなデータを、どのファイルに対して転送するというような情報を、対話式に画面に入力しながらデータ転送を実行する方法です。この場合、 送信のための対話式画面を「PC→iSeries データ転送」ウィンドウ、受信のための対話式画面を「iSeries→PC データ転送」ウィンドウと呼びます。
- 対話式画面を出すことなく、既に登録してある情報に従って、 データ転送を実行する方法です。これを、データの自動転送と呼びます。
上記のどちらの場合にも、データ転送は、workstationでは PCSFT5.EXE というプログラムが行い、iSeries、 eServer i5、または System i5 では PC サポート/400 の転送プログラムが行います。
PC400 をインストールすると、PC400 フォルダーに「データ転送」アイコンが登録されます。このアイコンをダブルクリックすると、「iSeries→PC データ転送」ウィンドウ (受信) が表示されます。このアイコンには、次の内容が登録されています。
\Z and I Emulator for Windows\PCSFT5.EXE
登録されている内容を次のようにすると、「PC→iSeries データ転送」ウィンドウ (送信) が開きます。
\Z and I Emulator for Windows\PCSFT5.EXE
「iSeries→PC データ転送」 および 「PC→iSeries データ転送」ウィンドウには、「送信に切替」ボタン、および「受信に切替」ボタンがそれぞれあります。これをクリックすると、送信と受信の画面を切り替えることができます。
自動転送を行うには、対話式画面のウィンドウを使用して転送情報を作成し、それを保管します。次に、 保管するときにつけたファイル名をパラメーターに指定することによって、データの自動転送を行うことができます。
例えば、転送情報が、C:\Z and I Emulator for Windows\PRIVATE というディレクトリーの TENSOU.TTO ファイルに保管されている場合は、以下のように自動転送を実行します。
“C:\Z and I Emulator for Windows\PCSFT5.EXE” “C:\Z and I Emulator for Windows\PRIVATE\TENSOU.TTO”
また、保管するときに転送情報を PC400 フォルダーにアイコンとして登録 しておくと、このアイコンをダブルクリックするだけでデータの自動転送を行う ことができます。