シナリオ 3. 分散処理

collaborative と呼ばれる区分に入るアプリケーションもあります。このようなアプリケーションは、単一エンド・ユーザー・インターフェースを 提供しますが、その処理は、2 つ以上の異なる物理位置で実行されます。

EHLLAPI のアプリケーションは、ホスト・システムと端末ユーザー間の通信を 代行受信することによって、ホスト・システムのアプリケーションと対話する ことができます。ホスト・システムの表示スペースは、このデータを代行受信する ための手段となります。ローカルのアプリケーションは、表示スペースが更新されるたび に、またはオペレーターが AID キーを押したときにはいつでも、通知を受ける ように要求することができます。

このワークステーションのアプリケーションは、次のいずれかの方法で ホスト・システムのアプリケーションと連携することができます。
  • フィールドまたは表示スペース・ベースでは、フィールドをアドレスするコピー関数 (Copy String to Field (33) 機能または Copy Field to String (34) 機能)、もしくは表示スペースからまたは表示スペースへコピーする機能 (例えば、Copy String to Presentation Space (15) 機能または Copy Presentation Space to String (8) 機能) のいずれかを使用します。
  • キー・ストローク・ベースでは、Send Key (3) 関数を使用する。
  • 大きいブロック・データに対するファイル・ベースでは、アプリケーションで EHLLAPI ファイル転送関数 (Send File (90) 関数または Receive File (91) 関数) を使用して、データまたは関数 (ロード・モジュールなど) を転送し、ローカルまたはリモートで処理する。