シナリオ 1.検索機能
- トランザクションを開始する。
- ホスト・システムの応答を待つ。
- 予期した応答であるかどうかを確認するため応答を分析する。
- 応答からデータを抽出し、使用する。
プログラム式操作では、一連の EHLLAPI 関数を使用してこれらの処置をまねる ことができます。ホスト・システム・トランザクションの正しい開始点を決定した後で、プログラム式操作は Search Presentation Space (6) 関数を呼び出して、どのキーワード・メッセージまたはプロンプト・メッセージを画面に表示するかを決めることができます。
- X CLOCK、X []、または X SYSTEM 条件が終了するまで待機する (あるいは、端末がロックされている場合はキーボード・ロック状態を返す) Wait (4) 関数を使用します。
キーボードの使用が禁止されている場合、EHLLAPI プログラムは Copy OIA (13) 関数を呼び出して、エラー条件についての詳細情報を取得することができます。
- Search Presentation Space (6) 関数を使用して、適切な応答を受け取ったかどうかを検証するために、予期されるキーワードを検索します。
- Copy Presentation Space to String (8) 関数 (または、いくつかあるうちのいずれかのデータ・アクセス関数) を使用して、必要なデータを抽出します。
Search Presentation Space (6) 関数は、端末オペレーターの別のタスクをシミュレートするための重要な関数です。一部のホスト・システムは、応答するまでの間、X CLOCK、X [] また は X SYSTEM モードではロック状態にならず、代わりに、すぐにキーボードをアンロック して、オペレーターが他の要求をスタックできるようにします。このような環境では、端末オペレーターは、他の何らかの表示されるプロンプト (画面のタイトルまたはラベルなど) によってデータが戻ったことを知ります。Search Presentation Space (6) 関数により 、EHLLAPI プログラムは待機中に表示スペースを検索することができます。また、応答待ちの間に Pause (18) 関数を呼び出すと、他の DOS セッションで中央演算処理装置のリソースを共用できるようになります。Pause (18) 関数にはオプションがあり、それによって、EHLLAPI プログラムは、ホスト・システムの更新イベントが生ずるのを待つことができます。
No Response From Host. Retry?
このような環境では、表示メッセージのわずかな変更に対しても プログラム式操作を再プログラムする必要があるので、プログラムの 改訂は重要な考慮事項になります。
Enter Part Number:
というメッセージをプロンプトとして期待している場合に、次のメッセージを 作り出すようなアプリケーションの変更があっても、その端末オペレーターは 正しく対処できます。 Enter Component Number:
しかし、プログラム式操作はリテラル・キーワード・ストリングを探す ので、メッセージ構文の微妙な変更 (大文字と小文字の変更のような単純なもの) で あっても、プログラムは事前にプログラムされたエラー処置をとる ことになります。