パラメーターの形式および説明

char cShortSessionID
表示スペースの短縮セッション ID。
const PRINTINFO * const pPrintInfo
プリンター設定が通知される PRINTINFO 構造体へのポインター。
nFlags
構造体の有効なメンバーを示す、ビット・フラグの組み合わせ。これらのフラグを単独で使用す るか、論理和演算で処理することにより、プロパティー・ペ ージ (PCSAPI32.H に定義されています) を復元することができます。各フラグと、対応する構造体内 の有効なメンバーは以下のとおりです。
フラグ
構造体内の有効なメンバー
PCS_PRINT_PDT
bPDTMode、lpPDTFile
PCS_PRINT_PRINTMODE
nPrtMode、lpPrtToDskAppFile、 lpPrtToDskSepFile、lpPrinterName
PCS_PRINT_PROMPT_DIALOG
bPromptDialog
nBufSize
0 を設定する必要があります。この値は無視されます。
nSizeNeeded
0 を設定する必要があります。この値は無視されます。
bPromptDialog
以下の値を指定できます。
  • TRUE の場合、印刷の前に「プリンター設定」ダイアログが表示されます。
  • FALSE の場合、印刷の前に「プリンター設定」ダイ アログは表示されません。
bPDTMode
以下の値を指定できます。
  • TRUE の場合、接続は PDT モードに設定されます。
  • FALSE の場合、接続は非 PDT モード (GDI モード) に設定されます。
lpPDTFile
bPDTMode が TRUE に設定されている場合にのみ使用されます。bPDTMode が FALSE に設定されている場合は、無視されます。
これは、PDT ファイル名を含むヌル終了ストリングで、以下のいずれかで ある必要があります。
  • NULL

    現在、接続で構成されている PDT ファイルが使用されます。接続で既に構成されている PDT ファイルがない場合、API は失敗して例外を出 します。

  • ファイル名 (パスなし)

    Z and I Emulator for Windows のインストール・パスの PDFPDT サブフォルダー内の lpPDTFile が使用されます。

  • ファイルの完全修飾パス名

    lpPDTFile が存在しない場合、API は失敗します。

nPrtMode
これは、接続の PrintMode を示す列挙値です。列挙データ型 PRINTMODE は、PCSAPI32.H に定義されています。 nPrtMode 設定値は、以下のいずれかでなければなりません。
  • PrtToDskAppend (ディスクへの印刷 - 付加モード)

    これは、ホスト・セッションの「プリンター設定」→「プリンター」→「ディスクへの印刷」ダイアログで「付加」オプションを選択することと同じです。

  • PrtToDskSeparate (ディスクへの印刷 - 別個モード)

    これは、ホスト・セッションの「プリンター設定」→ 「プリンター」→ 「ディスクへの印刷」ダイアログで「別個」オプションを選択することと同じです。

  • WinDefaultPrinter (Windows デフォルト・プリンター・モード)

    これは、ホスト・セッションの「プリンター設定」ダイアログで「Windows デフォルト・プリンターを使用」オプションを選択することと同じです。

  • SpecificPrinter (特定プリンター・モード)

    これは、ホスト・セッションの「プリンター設定」ダイアログで「Windows デフォルト・プリンターを使用」オプションのチェックを外した状態でプリンターを選択するのと同じです。

lpPrtToDskAppFile
これは、nPrtMode が PrtToDskAppend に設定されている場合にのみ使用されます。
これは、Print to Disk-Append ファイル名を含むヌル終了ストリングで、以下のいずれかである必要があります。
  • NULL

    現在、接続で PrtToDskAppend モード用に構成されているファイルが使用 されます。接続で既に構成されている PDT ファイルがない場合、 API は失敗します。

  • ファイル名 (パスなし)

    ユーザー・クラスのアプリケーション・データ・ディレクトリー・パスを 使用してファイルの場所を検索します。ファイルが存在する場合には、それが使用されます。それ以外の場合、 印刷の完了時に作成されます。

  • ファイルの完全修飾パス名

    パスにディレクトリーが存在している必要があります。存在していない場 合、API は失敗します。ファイルがパス内に存在する必要はありません。

lpPrtToDskSepFile
指定できる値は以下のとおりです。
  • セッションの Print to Disk-Separate ファイルの完全修飾パス名。
  • セッションで、Print to Disk-Separate ファイルが構成されていない場合は、空ストリング ("")。
  • バッファー・サイズが十分でない場合は、切り捨てられたファイル名。nSizeNeeded メンバーに、必要なバッファー・サイズが含まれています。
lpPrinterName
これは、nPrtMode が SpecificPrinter に設定されている場合にのみ使用されます。そうでない場合は無視されます。これは、プリンター名を含むヌル終了ストリングです。プリンターが存在しない場合、このメンバーは失敗します。
プリンター名の形式は次のとおりです。
<Printer name> on <Port Name>
例:
  • IBM InfoPrint 40 PS on Network Port
  • HP LaserJet 4050 Series PCL 6 on LPT1
ULONG * const pErrorInfo
API が戻りコード PCS_FAILURE で失敗した場合に、詳細なエラー情報が記載されます。 エラーの詳細が必要ない場合、pErrorInfo は、呼び出し側によって NULL に設定される必要があります。

以下のセクションで、PCSAPI32.H で定義されているフラグを説明します。