WinHLLAPIAsync

このエントリー・ポイントは、完了するのに長時間を要することの多い WinHLLAPI の 6 つの関数用に使用されます。WinHLLAPIAsync を用いると、関数は非同期的に立ち上げられ、 呼び出しアプリケーションの進行が続行するのを妨げることがありません。これらの関数を以下に示します:Wait (04)、Start Host Notify (23)、Start Close Intercept (41)、Start Keystroke Intercept (50)、Send File (90)、および Receive File (91) であり、 これらについてWinHLLAPI 拡張関数で説明します。

HANDLE WinHLLAPIAsync (HWIND hWnd, LPWORD lpnFunction, LPBYTE lpData, LPWORD lpnLength, LPWORD lpnRetC)*

パラメーター・リストは、関数番号の前にウィンドウ・ハンドルが必要であ ること以外は WinHLLAPI と同じです。関数は非同期で動作するため、関数の完了は登録済みメッセージによって 通知されます。ウィンドウ・ハンドルは、メッセージのターゲットとして必須です。

WinHLLAPIAsync (90 と 91 以外のすべての関数の場合) と WinHLLAPIAsyncFileTransfer (関数 90 と 91 の場合) のストリングを用いた RegisterWindowsMessage() の呼び出しを通して、WinHLLAPI アプリケーションによって登録する必要のあるメッセージが 2 つあります。その標準形式は次のとおりです。
WPARAM
元の関数呼び出しによって戻されるタスク・ハンドルが 入ります。
LPARAM
高位ワードにはエラー・コードが入り、低位ワードには 元の関数番号が入ります。