使用上の注意

  1. 戻りコード 35。これは、ホストからのアウトバウンド送信が取り消された後に Read Structured Fields または Write Structured Fields が要求された場合に戻されます。アプリケーションで修正処置を行う必要があります。
  2. 戻りコード 36。この場合、アプリケーションを エミュレーション・プログラムから切断してから再接続して、ホストとの通信を 再確立する必要があります。アプリケーションで修正処置を行う必要があります。
  3. 戻りコード 37。これはホスト・インバウンドが使用不可の場合に 戻されます。Read Structured Fields 関数は正常に要求されました。
  4. EHLLAPI では、アプリケーションごとに 20 までの非同期要求を未処理に することができます。20 を超える非同期要求が試行されると、リソースが使用不可であることを 示す戻りコード (RC=11) が戻されます。

構造化フィールド・データには、ホストからのアプリケーション構造化フィールドが含まれています。構造化フィールド・データがアプリケーションに達する前に、 EHLLAPI が構造化フィールド・ヘッダーを除去します。

構造化フィールド・データの形式は以下のとおりです。

オフセット: 長さ 目次
0 1 ワード X'0000'
2 1 ワード m (メッセージの長さ。すなわち、メッセージ中のデータのバイト数。この数は 8 バイトを含むメッセージ・ヘッダーの接頭部を除いたものです)。EHLLAPI がこの値を戻します。
4 1 ワード n (バッファー・サイズ。すなわち、8 バイトのメッセージ・ヘッダーを除くデータ・バッファーの長さを示します)。この値は、アプリケーションが設定する必要があります。
6 1 ワード X'C000'
8 8 バイト 先頭の (または唯一の) 構造化フィールド・メッセージの長さ。
10 1 バイト 構造化フィールド・メッセージの長さ以外の最初のバイト。
   
m+7 1 バイト 構造化フィールド・メッセージの末尾のバイト。

バイト 0 から 7 は、バッファー・ヘッダーです。最初のこれらの 8 バイトは、エミュレーション・プログラムで使用されます。バッファーのユーザー・セクションは、オフセット 8 で開始されます。バイト 8 および 9 は、最初の構造化フィールド (構造化フィールド・メッセージには複数の構造化フィールドを含むことができます) 内のバイト数が入っています (バイト 8 および 9 に対する 2 バイトなど)。 バイト 8 から m +7 は、構造化フィールド・メッセージがホスト (複数の構造化フィールドを入れることができます) から戻される場所です。

使用中のアプリケーションは、オフセット 0 のワードを 0 に設定して、 完全なバッファーを提供しなければなりません。バッファー長は、オフセット 4 のワードになければなりません。 オフセット 6 のワードは X'C000' にする必要があります。エミュレーション・プログラムは、データ・メッセージをオフセット 8 から入れ、 メッセージの長さをオフセット 2 のワードに入れます。 バッファー長は EHLLAPI により妨害されません。