印刷ジョブの区切り

単一の PC/3270 プリンター・セッションで多くの印刷ジョブを送信できます。PC/3270 によって、複数のセッションとアプリケーションが、 ジョブ相互間で単一の workstation プリンターを共用することができるようになります。プリンターを適切に共有し、開始ジョブ・ストリングと終了ジョブ・ストリングを適切なタイミングで送信できるようにするため、 PC/3270 は各印刷ジョブをいつ開始し終了するのかを認識する必要があります。エミュレーターは、 次に示すように、印刷ジョブを区切るいろいろな方法を認識しています。
セッションによって
デフォルト値では、PC/3270 プリンター・サポートは、すべての 印刷ジョブをセッションで区切ります。つまり、他の標識がない限り、 PC/3270 はプリンター・セッションが開始されると印刷ジョブを開始し、 リセットされると終了することを想定しています。
タイムアウト・インターバル
DFT セッションでは、ユーザー指定のタイムアウト・インターバルで印刷ジョブを区切ることができます。 DFT プリンター・セッション上の印刷ジョブは、そのジョブの最初のホスト・アウトバウンド・データを受信すると開始され、 ユーザー指定の DFT タイムアウト・インターバルの時間内にホスト・アウトバウンド・データを受信しないと、終了します。PC/3270 の場合、構成時にこのインターバルを指定します。
構造化フィールド
ホストは、構造化フィールドを使用して、新しいファイルの始まりであることや現行ファイルが完了したことを装置に示すことができます。PC/3270 は、ファイル始まりとファイル終わりの構造化フィールド (SF) で印刷ジョブを区切ってホストから指示された印刷を行います。構造化フィールドについては、構造化フィールドで説明しています。