3270 データ・ストリーム

3270 データ・ストリームは、バッファー指向のデータ・ストリームです。印刷データは、画面に表示されるような形式でフォーマットされます。ホスト・システムは、コマンドを送信してプレゼンテーション・スペースを フォーマットします。これらの各コマンドは、任意の位置のプレゼンテーション・スペースを 随時変更することができます。ホスト・システムは、 プレゼンテーション・スペースをフォーマットすると、START PRINT コマンドを送信します。 プレゼンテーション・スペースは、プリンター・ハードウェアで 可能な限り正確に印刷されます。

3270 データ・ストリームで送信できるコマンドを表 1 に示します。

表 1. 3270 データ・ストリーム・コマンド
コマンド 意味
書き込み
EW 消去 / 書き込み
EWA 消去 / 書き込み代替
RB バッファー読み取り
RM 変更読み取り
RMA 変更全読み取り
EAU 全無保護域消去
WSF 構造化フィールド書き込み

3270 データ・ストリームで送信できる命令を表 2 に示します。

表 2. 3270 データ・ストリーム命令
順序 意味
SBA 開始バッファー・アドレス
SF 開始フィールド
IC カーソル挿入
PT プログラム・タブ
RA アドレス反復
EUA 無保護域をアドレスまで消去
SFE フィールド開始拡張
SA 属性設定
MF 変更フィールド

上の表にある最後の 3 つの命令は、色、拡張強調表示、フィールドと個々の文字の プログラム・シンボルの属性を管理します。PC/3270 では、プログラム・シンボル属性を サポートしません。

上記 2 つの表に示したコマンドおよび命令のほか、3270 データ・ストリームに 含めることができる特別の印刷様式制御コードがあります。

3270 データ・ストリームで送信できる制御コードを以下の表に示します。

表 3. 3270 データ・ストリーム様式制御コード
コード 説明
NL 改行制御コードは、印刷位置を次の行の左端へ移動します。
CR 復帰制御コードは、印刷位置を行の左端へ移動します。
EM メッセージの終わり制御コードは、印刷操作を終了させます。
FF 用紙送り制御コードは、 印刷位置を次のページの左端先頭に移動します。
注: NL、CR、および EM は、WCC で指定した印刷行の長さが 使用されない場合に有効です。FF コードは、バッファーのどの位置でも有効です。

PC/3270 プリンター・サポートは、各 3270 属性とプリンター制御コードを解釈し、 それらを 1 つ以上のworkstationプリンター制御コード・シーケンスに変換します。3270 データ・ストリームについての詳細は、「IBM 3270 情報表示システム・データ・ストリーム・プログラマー用解説書」を参照してください。