証明書高速ログオンの使用

証明書高速ログオンを使用してセッションを開始する際は、Z and I Emulator for Windowsが、Telnet 3270 サーバー との SSL クライアント認証セッションを確立します。このログオン・プロセス中に、証明書高速ログオン情報を持つマクロが再生されます。いったんセッションが確立されると、Z and I Emulator for Windowsは、ユーザーが Telnet 3270 サーバーにアクセスするのに使用しているアプリケーションのアプリケーション ID を送信します。この情報は、ログオン・マクロに入っています。Telnet 3270 サーバーは、SSL 接続からの認証情報と、Z and I Emulator for Windows から受け取ったアプリケーション ID を使用します。また、ホスト・アクセス制御プログラム (RACF® など) にユーザー ID とパスチケット (一時的なパスワード) を要求します。

Z and I Emulator for Windows は、マクロ機能を使用して、ユーザー ID とパスワードのフィールドに定義済み置換ストリングを書き込みます。Telnet 3270 サーバーは、3270 データ・ストリーム内の該当位置のユーザー ID とパスチケットを置き換えします。ログオンが完了します。

証明書高速ログオン・マクロが記録された後は、そのマクロを複数ユーザーに配布することで、 これ以上の変更を行わずに再生することができます。