パスワード置換を使用してサインオンをバイパス (5250)

このオプションでは、SHA1 パスワード置換を送信することによって、ユーザーが iSeries ログイン画面をバイパスできます。

注: このオプションは、iSeries で QPWDLVL システム値が 2 または 3 の場合のみ機能します。このシステム値に対する変更は、次に IPL したときに有効になります。現行および保留されているパスワード・レベル値を表示するには、セキュリティー属性の表示 (DSPSECA) コマンドを使用します。QRMTSIGN システム値を *VERIFY に設定することも必要です。この値は、システムによるリモート・サインオン要求の処理方法を指定します。

資格情報は、ローカル・コンピューター上の現行ユーザーの レジストリー・ハイブに暗号化されて保存されます。レジストリーに保管されたパスワードが無効になっている場合は、パスワードの入力を求めるプロンプトがユーザーに出されます。新しく入力したパスワードはレジストリーに保管され、それ以降のログインのバイパスのために使用されます。

ユーザーは、レジストリーに保管された既存のパスワードを更新するか、「アクション」メニューにある「バイパス・ログイン資格情報でレジストリーを更新...」メニュー項目を使用して新しいパスワードを追加できます。このオプションは、ユーザーが (パスワードの有効期限切れなどにより) ホストでパスワードを変更する場合はいつでも使用できます。

バイパス・ログインが有効になっている場合は、レジストリーに保管されたパスワードが正しくないと、ZIEWin により、パスワードの入力を求めるプロンプトがユーザーに出されます。新たに入力されたパスワードは、レジストリーに保管され、以降のバイパス・ログインに使用されます。

また、「バイパス・ログイン資格情報でレジストリーを更新...」という新しいメニュー・オプションが「アクション」メニューに追加されています。ユーザーはこのオプションを使用して、レジストリーにある既存のパスワードを更新するか、特定のホスト名または IP アドレスに対応する新しいパスワードを追加できます。

レジストリーに保管されたパスワードの有効期限が切れていて、バイパス・ログインが有効であり、ユーザーがログインしている場合は、ユーザーが新しいパスワードを設定できるように、パスワード変更画面が表示されます。

ユーザーがパスワードを正常に変更し (レジストリーにはまだ古いパスワードまたは有効期限の切れたパスワードがあります)、ログアウトし、切断し、バイパス・ログインを再試行しても、引き続きレジストリーから古いパスワードまたは有効期限の切れたパスワードが取得され、バイパス・ログインに使用されます。レジストリーからの古いパスワードは無効であるため、初回のログインは失敗し、ZIEWin により新しいパスワードの入力を求めるプロンプトがユーザーに出されます。ユーザーが再ログインの前に作成された新しいパスワードを入力すると、正しいパスワードがレジストリーに保管され、ZIEWin は新しいパスワードを使用して再接続します。